島キャンプ2日目
1日目は
こちら
天気も良く気持ちいい朝を迎えました。
いつもは道具を駆使して快適なキャンプをしているのですが
最低限の荷物で過ごすキャンプは凄く新鮮です。
gearを軽くして切り詰める理由がわかりました。
私が持っているザックはグレゴリーのバルトロ75
wild1の店員さんに勧められるがままに1年以上前に購入しました。
初心者なので他のザックの違いはわかりませんが、良い物と思います。
75リットルは2泊だったのでちょうどいい大きさでした。
私が目指している
u10さんは父子で40リットル??どうやったらできるのでしょう。。
起きたのはちょうど日の出の時間。
また新しい一日が始まる。
一体今日はどんな一日になるのだろうと胸躍る。
早く起き過ぎたのでちょっと場内をまわってみよう。
前半で言った通り施設は凄く綺麗に管理されています。
ここはシャワー棟です。
海水浴した後シャワーを浴びることができます。お湯もでました。
トイレもとても綺麗でした。障害者用にはウォッシュレットの完備されてました。
そしてテント場は
トイレから見て右側
正面
海が見えてオススメなんですが、散歩の方も多く落ち着かないかもしれません。
私たちが張っている左側
ここが一番広いスペースになっています。
先輩のテントはノースフェイス
先輩はキャンプ歴、登山歴20年以上の大ベテラン
今日はそんな大ベテランの先輩に連れられて登山です。
出発前に補給
この日登る山は三原山標高700mです。
最初標高700mなんて簡単そうに思えて楽勝と思ったのが間違いでした。
ルートは底土野営場〜三原山〜樫立地区
標高0mからスタートなので高低差700m
距離にすると約20km。
初心者なのでこれがきついのかどうかがわからなかったのです。
11月12日7:30
さあ出発です。
ザックについている小さいリュックにレインウェアと軽食をパッキング
まずは自転車(ママチャリ)で登山口まで急坂を登ります。
ヤバいな。これだけでも相当きつい。。。
大丈夫か。。
登山口について舗装された道路を歩き始めました。
先輩は早いのなんのって、、
今までの数々の山を登っていたみたいで、「今度剣岳に行こう」と言われました。
はい、無理です。
即答
島の色々なところに見る事ができるヤシの木。
島の人によって育てられているのですね。
ケンチャ椰子という名前みたいです。
ひたすら木に囲まれた道を進んで行きます。
他に登山している人もいなく我々のみ。
最初はおしゃべりしながら進んでいたのですが
いくら進んでも変わらない景色
登ったと思ったら下り坂も混じる道。
途中から無口になっていき、足取りが重くなっていく。
9:50
ようやく開けた景色が見えてきました。
向かいに見える山は八丈島のもう一つの山の「八丈富士」標高800m
この景色のお陰で少し足取りが軽くなってきました。
頂上まで後少しなのかな。
途中から頂上に向かう1本道を登ります。
低山なので頂上近くまで道路が舗装されているので歩きやすい。
更に登って
11:00に
頂上に到着〜(700m)
700mとなめていたのですが、厳しい道のりでした。
絶景。
700mでもこの景色だからもっと高い山の頂上から見る景色はどんなに素晴らしいのだろう。
登山が好きな人の気持ちが少しわかりました。
頂上でしばらくゆっくりし
記念撮影
※私ではありません。
この後の下山がつらかった。
途中膝に痛みもきてもう限界。。
ゴール地点についたのは13:30でした。
コースタイム6時間の距離約20km
思っていた以上に過酷でした。
ちなみに先輩はまだまだ行けそうでした。。。すご過ぎる。。
このままバス停まで歩き、温泉に向かう予定ですが
しばし休憩。
バスの通る道沿いにあるノスタルジックな雰囲気を漂わせる商店。
向かいのコンビニと両方を経営しているらしく、持ち込みができる喫茶店。
ソフトクリームが疲れた体を癒してくれます。
八丈島名物のパッションフルーツのソースをたっぷりかけてもらいました。
バニラの甘さにパッションフルーツの酸っぱさが合います。
疲れた時はやっぱり甘い物ですよね〜と先輩と話すつもりも
先輩は、、、
やっぱり酒(笑)
八丈島焼酎の「黒潮」
アルコール25度 麦芋ブレンドの芋の独特の香りを残しつつもさっぱりした味わい
水代わりに焼酎とはワイルド過ぎ。
2時間に一本のバスをしばらくバス停で待ちます。
品川ナンバーが当たり前のように走り
たまにかわった乗り物も通ります。
11月中旬ですが、八丈島は亜熱帯地域ともあって半袖で過ごせるくらい暖かい。
道沿いのところどころに見られるハイビスカスがとても綺麗でした。
ようやく来たバスに乗り込み温泉に向かいます。
この日に向かったのは「みはらしの湯」
運転手さんも前日と同じ人でした。
どうやら2人交代でこの島をまわっているようです。
とても気さくな運転手さんでオススメのスポットや写真を撮る為にバスを止めてくれたりしてくれました。
先輩。。これで52歳とのこと。
こんな凄い52歳は見た事ありません^^
あ〜いい景色だ〜と話していたら
バスが止まってくれました。
せっかくなので景色を撮影
しばらくして末吉温泉「みはらしの湯」に着きました。
そこには太平洋を一望できる絶景の露天風呂がありました。
※ホームページから拝借
混雑もしていなく1時間以上絶景温泉を満喫しました。
温泉から出るとすっかりあたりは暗くなりはじめ、夕日が太平洋を彩る
バス停から海の彼方に見える島、東京の秘島と呼ばれる「青ヶ島」
八丈島から70km離れた人口160人の日本一人口の少ない村なんです。
今回の旅は本当は青ヶ島に行く事だったのですが、私が船に乗れない為断念しました。
いつか行ってみたい。
夕食は島の名物の島ずしをキャンプ場で食べました。
お店もいいけど、外で食べるのが一番美味しい。
たくさん歩いたので最後の夜にも関わらず21時ごろには就寝しました。
最終日11月13日
7時くらいに目が覚めました。
体中が痛い。前日のハイクが相当こたえてるようです。
這いつくばるようにテントを出る。
先輩は既に朝食をとって片付けを始めていました。
この日の帰る便は14時八丈島発である。
時間もそんなにないから今日はキャンプ場でゆっくりしてから帰るのかなと思っていたら
先輩「9時にはキャンプ場出発してもう一つの山登るぞ」
え〜〜マジですか〜〜。。もう足上がりません。。なんて言えません(笑)
急いで片付け開始
今回の旅はほとんどキャンプ場には居ませんでした。
登山だとあくまでもキャンプはベース地だからこれが普通なのかな。
3日間お世話になりました。次回はゆっくりさせてください(笑)
キャンプ場を去りました。
9:00
まずはレンタルしていた自転車を返しに向かいます。
登り坂で写真撮る余裕全くなし。足が既に限界。
そこから徒歩で向かうのが前日と反対側にある八丈富士800m
10:00
レンタカー屋さんを出て八丈富士を目指す。
ガイドブックには頂上まで片道3時間。。(往復約12km)
片道3時間では14時の飛行機に間に合わないではないか。。
そんなのおかまいなしの先輩
3時間のコースを1時間30分で歩くとのこと。
あまりのハイペースとあり得ないほどの急坂で写真をとる余裕は全くありませんでした。
最後の力をだして頂上近くの稜線を歩く。
途中、道がなく溶岩でできた崖をよじ上ったりと自分にとっては難関が立ちはだかる。
登頂成功しました。なんとコースタイムは1時間30分ぴったりでした。
ペース配分はとても重要ですね。
お陰で帰りはひたすら早いピッチで下り無事14時の飛行機に乗り込むことで
旅は終わりました。
今回の旅は飛行機、バックパック、登山、島キャンプと初めてづくしの旅でした。
学ぶことも多く、お金はかかったけど間違いなく自分にとってプラスになる経験ができた旅でした。
その中でのこの旅の中であった島の人との出会いが一番の収穫でした。
島の人の優しさにふれ、これが島旅の良さなんだろうな。
そんな素敵な旅に連れて行ってくれた先輩に感謝です。
また機会があれば旅に出たいと思います。
おしまい。